伝わっているか?

伝わっているか?

  • 作者:小西利行
  • 出版社:宣伝会議
  • 発売日: 2014-06-09

読書メモ

2014年6月刊。
「伝える」だけじゃなくて、相手に「伝わる」コミュニケーション技術の本。
こりゃ面白い本。

コピーライターの著者が試行錯誤して導き出した「伝わる言葉」の作り方。
ストーリー仕立てで、小生意気なイルカとの漫才風の小気味よいやりとりが楽しい。
決め台詞は「伝わっているか?」(ドヤ顔で) ははは。キューキュー。

「伝える」と「伝わる」は全然違う。
「伝える」だけじゃダメなんだ。相手に「伝わる」でないと、ね。
相手のしてほしいことを想像するのが、相手に「伝わる」秘訣。

ちなみに、著者は『伝え方が9割』の著者である佐々木圭一氏の先輩コピーライター。


引用メモ

「コミュニケーションって難しいな」と思っている人のほとんどは、「伝えよう」として失敗します。一生懸命考えた結果なのに、逆に怒らせてしまったり、気持ちが間違って伝わったりしてしまう。(中略)それはなぜか? 答えは簡単。「伝える」ことばかり考えると、結局、相手のことを考えず、自分の意見を押し通すエゴになってしまうからです。(p.4 はじめに)
「相手のしてほしいことを想像する」のがコミュニケーションには大切なのです。自分にメリットのある話や、楽しませてくれる話なら、相手も喜んで聞いてくれるし、その結果、前向きに行動してくれます。このように、相手が興味を持ち、気持ちよく聞いてくれて、心が動く。それが「伝わる」ということです。
だからこそ「伝わる」ためには相手の気持ちを徹底的に想像して、その人が嬉しくなって、心が動くアイデアを考えなければいけません。(p.5 はじめに)
「いらない言葉」を意識するのは大切なんだ。文章を書く時に「いらないことば」をなくそうと思うだけで、メキメキと文章が上達する。「いらない言葉」が多いと、面倒に感じて文章を読みたくなくなるし、読んでも混乱させるだけだからな。(中略)
難しく考えずに、相手が「おっ♡」と思うように、書けばいい。それなら相手に伝わるし、いらない言葉じゃなくなる。(p.24)
いや。きっとあんたは、伝えただけで、伝わってない。(p.52)
「伝える」のと「伝わる」のじゃ、結果が全然違う。(p.54)
実はその「嬉しい」ってのが「伝わる」ためのキーワードだ。できるだけ相手の嬉しいことを言う。そうすれば、気持ちが伝わりやすい。「嬉しい」は「伝わる」の始まりなんだ。(p.55)
自分の気持ちだけで「相手のために」と行動するんじゃなく、その時の「相手の立場」になって考えることが大切なんだ。(中略)相手を理解しようとすることがすべてのはじまりだ。(p.189)
未来が過去をつくるんだ。(中略)
どれだけ過去が辛かったとしても、未来で成功すれば、その過去はすべて、成功のための道筋になる。つまり、未来が良くなれば、どんな過去でもいい思い出になるわけだ。だから、過去についてくよくよするより、未来をよくするために努力する方がいい。未来を変えることで過去が変わるからな。(p.223)

(太字は引用者による)

伝わっているか?

小西利行 宣伝会議 2014-06-09
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