この本この行: 読書メモと引用メモ


書評未満。読書感想文未満。
読んだ本のエッセンスと引用を、コンパクトに書き留めています。読書のきっかけになれば幸いです。
図書館の蔵書検索には「カーリル」がおすすめ。

2015年05月

伝え方が9割 2

伝え方が9割 2

  • 作者:佐々木 圭一
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2015-04-24

読書メモ

2015年4月刊。
コピーライターが18年かけて見つけた「伝え方のレシピ」パート2。

繰り返し出てくる図解が分かりやすい(ちょっとクドいけど)。
「言葉」を「コトバ」とカタカナ書きしている点がうまいと思った。

かなり分かりやすく書かれているので、読み終わると分かった気になっちゃう。
サクサク読めちゃいすぎて、物足りなくも感じてしまった。

このジャンルの本が好きな方には『伝わっているか?』も強くおすすめします。

伝わっているか?
小西利行 宣伝会議 2014-06-09
by ヨメレバ


引用メモ

「ノー」を「イエス」に変える技術:

ステップ1「じぶんの頭の中をそのままコトバにしない」、
ステップ2「相手の頭の中を想像する」(あなたのお願い対して、相手はどう考えるか、ふだん相手は何を考えているか)、
ステップ3「相手のメリットと一致するお願いをつくる」(p.30)
「イエス」に変える「7つの切り口」:

1. 相手の好きなこと
2. 嫌いなこと回避
3. 選択の自由
4. 認められたい欲
5. あなた限定
6. チームワーク化
7. 感謝 (p.103)
部下をもつ人は誰でも不安なのです。上司こそ、認められたいのです。(中略)「認められたい欲」というと、上司から部下と思いがちですが、実は部下から上司へも非常に効果的なアプローチなのです。(p.121)
なぜ、リピートがそこまで記憶に残るのでしょう? それは、暗記をするときを思い出してください。何度も繰り返し声に出したり書いたりして覚えますよね。それと同じです。人はくり返されると記憶に残りやすいのです。しかも、同じコトバがくり返されると、発生したときの唇の気持ちよさがあります。音楽のリズムのような。(p.176 リピート法)

他の方の感想(読書メーターより)


伝え方が9割 2 感想 佐々木 圭一 著 - 読書メーター

伝え方が9割 2

佐々木 圭一 ダイヤモンド社 2015-04-24
売り上げランキング : 604
by ヨメレバ


読書メモ

2015年2月刊。
「駅の出口は黄色」などのルール(サイン設計)を決めてきたデザイナーによる本。

駅の案内板や、建築構造のデザインに込められた意図とは。
新書なのにカラー! 写真が多くて楽しい。

海外駅との比較や、「みなとみらい線」や「つくばエクスプレス」などの比較的新しい駅のデザインについてのくわしい話も。

引用メモ

人間は本来、地上に済む動物だ。適度な自然光は生理的にも心理的にも、人によい効果をもたらす。種々のアンケートで、地下勤務者から「外で何が起きているか分からない不安」が指摘されている。(p.101)
風景とは、人間が生きるのに必要な外界の情報源なのだ。それがないと閉じ込められた感覚が増して不快感が生じる。(p.218)
日本の駅づくりの根本的な欠陥は、土木部門が構造を考え、建築部門が内装を仕上げるという、総合的な人間環境のイメージを欠いた検討体制にある。(中略)東急東横線渋谷駅が悲惨な状況になっているのは、そのことに遠因があり、またそのことと闘わなかった建築家に社会的な責任放棄の過ちがある。(p.233)

他の方の感想(読書メーターより)


駅をデザインする 感想 赤瀬 達三 - 読書メーター



駅をデザインする (ちくま新書)

赤瀬 達三
筑摩書房 2015-02-04
by ヨメレバ

ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法

ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法

  • 作者:エド・キャットムル 著,エイミー・ワラス 著
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2014-10-03

読書メモ

2014年10月刊。
ピクサーの社長(共同創設者)が語る、ピクサー40年の歴史。

謙虚でいて、目的意識がすこぶる高い。
リーダー論として読むのも面白い本。

スティーブ・ジョブズのピクサーへの思いも。
ジョブズ好きは、最後の章「私の知っているスティーブ」は一読の価値あり。

引用メモ

問題に目を光らせることと問題に気づくことは違うことだと痛感した。これがその後の私の目的意識の矛先、新たな挑戦となった。(p.97)
「測定できないものは管理できない」。ビジネスや教育の現場でよくそう言われ、信じられている。とんでもない。どれだけのものが見えずに隠れているか、それに気づいていない人にしか言えない言葉だ。人が管理するものの大部分は、測定できない。そこに気づかないと予期せぬ結果を招く。データが物事の全容を表すと信じている人は、現れていないものを見過ごす。私が勧めるアプローチは、測定できるものは測定し、その結果を評価し、大半のことは測定できないと理解する。そうしてたまに一歩引いたところから自分のやり方を見直すことだ。(p.288)
だめなポイントを細かく書き出してみるのです。すると、ほとんどの問題が2つか3つの根本的な問題に集約されることがわかる。思ったほどひどくなかったんだなと。もうだめだと悲観的になるより、問題を限定できたほうがはるかに気持ちが軽くなります。(p.206)

ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法

エド・キャットムル 著,エイミー・ワラス 著 ダイヤモンド社 2014-10-03
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by ヨメレバ


読書メモ

2014年8月刊。デザイナーじゃない人向けのデザイン本。

実例は、仕事でよく使う PowerPoint や Word、Excel のグラフなどが中心。
テーマが絞られていて、サンプルが多くて読みやすい。

この本を読んでから、会社で作る資料の「フォント」と「色」に気を配るようになった。
他人が見やすい資料は、自分にとっても読みやすいので、作っていて気持ちがいい。


引用メモ

本書では、華やかさや美しさ、躍動感などではなく、「伝わりやすいかどうか」という基準を常に優先し、デザインの良し悪しを解説しています。(p.9 本書の狙い)
MSゴシックやMS明朝などの和文フォントは、「太字に対応していない(太字が用意されていない)フォントです。このようなフォントを(中略)太字に設定すると、元の文字をずらして重ねて太くする処理(擬似ボールド)が行われます。(中略)
メイリオや游ゴシック体、游明朝体、ヒラギノ角ゴ、ヒラギノ明朝などなら、(中略)太いウェイトのフォントに変更されます。(p.26 偽物の太字にご用心)
「段落のはじめは1文字空ける」という日本語のルールを小学校や中学校で習います。しかし、発表用スライドやポスター、チラシ作りでは気にしないほうがよいでしょう。1文字空ける理由は、段落の開始場所をわかりやすくするためです。短文を多用する資料では、すべての段落のはじめを1文字あけてしまうと、左端がガタガタになり、どこから段落が始まるのかがわかりづらくなります。
段落間の間隔を広く設定することで、段落ごとのまとまりをはっきりさせましょう。こうすれば、段落のはじめのインデントも必要なくなり、ガタガタした印象もなくなります。もちろん、読みやすさも格段にアップしますね。(p.58 インデントは可読性を下げることもある)
オブジェクト機能を使ってテキストを囲んだり、矢印や円などを作ったりするとき、「塗りつぶし(塗り)」と「枠線(枠)」のどちらにも色を設定することができます。このとき、1つのオブジェクトの「塗り」と「枠」の両方に色を付けると、煩雑な印象を与えてしまいます。色を付けるのは塗りだけ、もしくは枠だけにするのが賢明です。(p.68 色は塗りと枠のどちらかだけ)
彩度の高すぎる標準の色は目に優しくありませんし、色を安易に選んでいることがまるわかりです。Word や PowerPoint で標準的に用意されている色(とくに黄、赤、青、明るい緑などの標準色)を避け、少し落ちついた色を選ぶのがベターです。(p.128 彩度の高すぎる標準色は使わない)
伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール

高橋 佑磨,片山 なつ 技術評論社 2014-07-03
売り上げランキング : 633
by ヨメレバ


読書メモ

2015年4月刊。
地図(特に国土地理院発行の「地形図」)を読む上で、知っているとより面白く読める知識が満載。
地図の表現方法や、地形と地名の関連性、などなど。

地図の等高線は、空中写真の立体視を使って描く、というのには驚いた。
ご多分に漏れず、私も等高線を読むのは苦手です。


引用メモ

私は基本的に地形図マニアである。なぜかと言えば地形図というものは、本文にも書いたが「景色が見える地図」という側面に大きな魅力があるからだ。どこに何があるかという情報に加えて、そこにどんな景色が広がっているかも表現する。まるで総合芸術のような媒体であり、地図の究極の進化系といっても差し支えない。その地形図が、どんな語り口で現地の様子を伝えてくれているかを解説する、というのが本書の大きな目的である。(p.6 はじめに)
地図の業界では「1万分の1」ではなく「1万分1」という表記を使う。これは国土地理院のホームページなどをご覧いただければわかるが、戦前から「二万五千分一地形図」のように長らく続いてきた伝統的な表記である。読み方は(中略)「いちばんぶんのいち」で今と同じなのだが、業界人の中には「いちまんぶんいち」と文字通りに読む方もおられる。(p.75)
素人考えだと、海面は世界中どこでもつながっているのだから一定ではないかと思ってしまうけれど、実際には各地で相当に異なっていて、たとえば日本海側は太平洋側より最大数十センチ高い。(p.83)
現在の等高線は空中写真の実体視(立体視)によって描く。(中略)隣接した写真を図化機という専用の機械に入れると立体的に見えるようになっていて、しかも実際よりも凹凸は過剰に利くようになっている。これは高速で移動する飛行機で撮影したため「右目」と「左目」の画像が実際に空から見るより離れているためだが、結果的に微細な起伏を見逃さないためのうまい仕掛けになっている。(p.98)

地図入門 (講談社選書メチエ)

今尾 恵介
講談社 2015-04-11
by ヨメレバ

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