読書メモ

2014年11月刊。
還暦を過ぎた人など、大人のための文章講座。

推敲はほんと大事。


引用メモ

他人の批評を受け入れられない。彼らが残念なのは、その一点です。(中略)
人間として自分にプライドを持っていることは決して悪いことではありません。しかし、他人の批評に腹を立てたり、言い訳をして我を押し通そうとするのは、本当の意味でのプライドではなく、たんなる意固地であり、我執ではありませんか。(p.23)
もっともらしい意見は書かれていますが、それは何もこの作者にしか書けないことではない。だれにでも言えるような、ごく良識的な正論ばかりに占められています。
こういう文章を書いてしまうのは、文章とはだれに読まれてもなるほどと納得してもらえるような立派なことを書かなければならないと作者が思いこんでいるからです。(p.51)
自分の書いた文章には、どうしても書いたときの思惑や興奮がまだ染みついています。そこに「ちょっとここが分かりづらいかも」とか、「この形容でもっといい言葉はないかな」というふうに、批評的に突き放す視点が必要になるのです。
推敲をしていると、こういう場合はこういうふうにする、という自分なりの一貫した方針というか、流儀のようなものが次第に出来あがっていくものです。それがひいては、あなた特有の「文体」になっていきます。(p.103 推敲しよう)

書きたいのに書けない人のための文章教室

清水 良典
講談社 2014-11-27
by ヨメレバ