この本この行: 読書メモと引用メモ


書評未満。読書感想文未満。
読んだ本のエッセンスと引用を、コンパクトに書き留めています。読書のきっかけになれば幸いです。
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カテゴリ:知識教養 > デザイン


読書メモ

2015年2月刊。街で見かけたBADなUIを集めた本。
照明スイッチ問題(赤と緑のどっちがON?)や、水道の蛇口問題(止めるにはレバーを上げる?下げる?)などなど。

豊富な写真を見ているだけでも楽しい。写真は著者のサイトにも多数あります。
字が小さいのが難点。

引用メモ

設計者は一般的にそのユーザーインターフェースの使い手として達人クラスになっています。人は慣れてしまうとどうしても問題に気付きにくく、操作に必要な情報が十分に提示されていなくても使用できてしまいます。そうした設計者にとって、初めて使う初心者の立場になってユーザインターフェースを考えることはとても難しいものです。(p.7)
「何故良くできたユーザインターフェースではなくBADUIを扱うのですか?」という質問を受けることがあります。(中略)人を惑わせない良くできたユーザインターフェースは、ほとんどユーザが悩むことなく利用できてしまうため、よほどユーザインタフェースに興味がない限りその良さに気付きにくく、印象に残りにくいものです。(中略)一方、BADUIは困ったり悩んだりしてしまうため、何が悪いのかという点に気づきやすく、印象に残りやすいものです。(p.12)

関連サイト

楽しいBADUIの世界 | 1日1 Bad User Interface
この本の元となった著者のサイト


失敗から学ぶユーザインタフェース 世界はBADUI(バッド・ユーアイ)であふれている

中村 聡史 技術評論社 2015-01-21
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読書メモ

2015年2月刊。
「駅の出口は黄色」などのルール(サイン設計)を決めてきたデザイナーによる本。

駅の案内板や、建築構造のデザインに込められた意図とは。
新書なのにカラー! 写真が多くて楽しい。

海外駅との比較や、「みなとみらい線」や「つくばエクスプレス」などの比較的新しい駅のデザインについてのくわしい話も。

引用メモ

人間は本来、地上に済む動物だ。適度な自然光は生理的にも心理的にも、人によい効果をもたらす。種々のアンケートで、地下勤務者から「外で何が起きているか分からない不安」が指摘されている。(p.101)
風景とは、人間が生きるのに必要な外界の情報源なのだ。それがないと閉じ込められた感覚が増して不快感が生じる。(p.218)
日本の駅づくりの根本的な欠陥は、土木部門が構造を考え、建築部門が内装を仕上げるという、総合的な人間環境のイメージを欠いた検討体制にある。(中略)東急東横線渋谷駅が悲惨な状況になっているのは、そのことに遠因があり、またそのことと闘わなかった建築家に社会的な責任放棄の過ちがある。(p.233)

他の方の感想(読書メーターより)


駅をデザインする 感想 赤瀬 達三 - 読書メーター



駅をデザインする (ちくま新書)

赤瀬 達三
筑摩書房 2015-02-04
by ヨメレバ


読書メモ

2014年8月刊。デザイナーじゃない人向けのデザイン本。

実例は、仕事でよく使う PowerPoint や Word、Excel のグラフなどが中心。
テーマが絞られていて、サンプルが多くて読みやすい。

この本を読んでから、会社で作る資料の「フォント」と「色」に気を配るようになった。
他人が見やすい資料は、自分にとっても読みやすいので、作っていて気持ちがいい。


引用メモ

本書では、華やかさや美しさ、躍動感などではなく、「伝わりやすいかどうか」という基準を常に優先し、デザインの良し悪しを解説しています。(p.9 本書の狙い)
MSゴシックやMS明朝などの和文フォントは、「太字に対応していない(太字が用意されていない)フォントです。このようなフォントを(中略)太字に設定すると、元の文字をずらして重ねて太くする処理(擬似ボールド)が行われます。(中略)
メイリオや游ゴシック体、游明朝体、ヒラギノ角ゴ、ヒラギノ明朝などなら、(中略)太いウェイトのフォントに変更されます。(p.26 偽物の太字にご用心)
「段落のはじめは1文字空ける」という日本語のルールを小学校や中学校で習います。しかし、発表用スライドやポスター、チラシ作りでは気にしないほうがよいでしょう。1文字空ける理由は、段落の開始場所をわかりやすくするためです。短文を多用する資料では、すべての段落のはじめを1文字あけてしまうと、左端がガタガタになり、どこから段落が始まるのかがわかりづらくなります。
段落間の間隔を広く設定することで、段落ごとのまとまりをはっきりさせましょう。こうすれば、段落のはじめのインデントも必要なくなり、ガタガタした印象もなくなります。もちろん、読みやすさも格段にアップしますね。(p.58 インデントは可読性を下げることもある)
オブジェクト機能を使ってテキストを囲んだり、矢印や円などを作ったりするとき、「塗りつぶし(塗り)」と「枠線(枠)」のどちらにも色を設定することができます。このとき、1つのオブジェクトの「塗り」と「枠」の両方に色を付けると、煩雑な印象を与えてしまいます。色を付けるのは塗りだけ、もしくは枠だけにするのが賢明です。(p.68 色は塗りと枠のどちらかだけ)
彩度の高すぎる標準の色は目に優しくありませんし、色を安易に選んでいることがまるわかりです。Word や PowerPoint で標準的に用意されている色(とくに黄、赤、青、明るい緑などの標準色)を避け、少し落ちついた色を選ぶのがベターです。(p.128 彩度の高すぎる標準色は使わない)
伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール

高橋 佑磨,片山 なつ 技術評論社 2014-07-03
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