読書メモ

2015年5月刊。タイトルがちょっと鼻につくけど我慢。
著者は『日経トレンディ』の元編集長で、20年以上もの間、飲食店や旅館などの取材や覆面チェックをしてきた人。

マナーを知ることで、いいお店といい関係を築き、いい時間を過ごす。
仕事のできる、できないは、とりあえず横に置いておいていいんじゃないかな。


引用メモ

常連客というのは、店にわがままを聞いてもらう夜もあれば、店のわがままを聞く夜もあるということです。(p.4)
「いいじゃないですか、10分くらい早く入っても。私たち、お客なんですから」(中略)
君だって、会議の開始時刻10分前に、いきなり『いまから会議を始めちゃおう』と告げられたら困るだろ。その10分の間にこなそうと、なにか目算を立てていたりするケースもあるはずだ」(p.28)
ひとつ言えることは、自身にとって、どんな流儀の一軒が好みなのか、なぜそうした流儀の一軒を求めるのか、を考えておくといいかと思います。(中略)
「どうあるべきか」「どうあってほしいか」を踏まえたうえで、ホテルや宿、そして料理屋をめぐるほうが、行きつけにしたい店がより明確になるからです。(p.33)
「引き戸はね、右の戸のほうに手をかけて、左に開けるのが正しいんだよ」(p.38)
店や宿の思いを形にしてもらうためには、私たちも、ひと手間かける必要があります。(中略)
可能な限りの情報を店や宿に伝える、ということ、それだけです。(p.80)
行きつけの店の場合、最初に自分から名乗ります。(中略)これはなぜか。
常連客と一見の客を区別しない、というのは店にとって建前であることが少なくありません。一見の客を冷たくあしらう、という意味では決してなくて、常連客の頼みごとであったなら、多少無理してでも受け入れよう、ということです。(p.123)
「仕事のできる人は、どうして店や宿での所作が美しいのか」(中略)
その答えを、まず簡単に表現してしまいます。
仕事のできる人というのは、相手との呼吸を合わせるのがうまい人でもあるということなのです。(中略)
呼吸を合わせるのがうまければ、自分の意志や意図を、絶妙の間合いで相手に伝え、受け入れてもらいやすくなります。(p.156)
仕事ができる人というのは、間合いの取り方がうまい人であると思います。必要な場面で、必要なことを言い、余計なことは言わない。(p.163)

仕事ができる人は店での「所作」も美しい 一流とつき合うための41のヒント

北村 森 朝日新聞出版 2015-05-20
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by ヨメレバ