読書メモ

2014年8月刊。デザイナーじゃない人向けのデザイン本。

実例は、仕事でよく使う PowerPoint や Word、Excel のグラフなどが中心。
テーマが絞られていて、サンプルが多くて読みやすい。

この本を読んでから、会社で作る資料の「フォント」と「色」に気を配るようになった。
他人が見やすい資料は、自分にとっても読みやすいので、作っていて気持ちがいい。


引用メモ

本書では、華やかさや美しさ、躍動感などではなく、「伝わりやすいかどうか」という基準を常に優先し、デザインの良し悪しを解説しています。(p.9 本書の狙い)
MSゴシックやMS明朝などの和文フォントは、「太字に対応していない(太字が用意されていない)フォントです。このようなフォントを(中略)太字に設定すると、元の文字をずらして重ねて太くする処理(擬似ボールド)が行われます。(中略)
メイリオや游ゴシック体、游明朝体、ヒラギノ角ゴ、ヒラギノ明朝などなら、(中略)太いウェイトのフォントに変更されます。(p.26 偽物の太字にご用心)
「段落のはじめは1文字空ける」という日本語のルールを小学校や中学校で習います。しかし、発表用スライドやポスター、チラシ作りでは気にしないほうがよいでしょう。1文字空ける理由は、段落の開始場所をわかりやすくするためです。短文を多用する資料では、すべての段落のはじめを1文字あけてしまうと、左端がガタガタになり、どこから段落が始まるのかがわかりづらくなります。
段落間の間隔を広く設定することで、段落ごとのまとまりをはっきりさせましょう。こうすれば、段落のはじめのインデントも必要なくなり、ガタガタした印象もなくなります。もちろん、読みやすさも格段にアップしますね。(p.58 インデントは可読性を下げることもある)
オブジェクト機能を使ってテキストを囲んだり、矢印や円などを作ったりするとき、「塗りつぶし(塗り)」と「枠線(枠)」のどちらにも色を設定することができます。このとき、1つのオブジェクトの「塗り」と「枠」の両方に色を付けると、煩雑な印象を与えてしまいます。色を付けるのは塗りだけ、もしくは枠だけにするのが賢明です。(p.68 色は塗りと枠のどちらかだけ)
彩度の高すぎる標準の色は目に優しくありませんし、色を安易に選んでいることがまるわかりです。Word や PowerPoint で標準的に用意されている色(とくに黄、赤、青、明るい緑などの標準色)を避け、少し落ちついた色を選ぶのがベターです。(p.128 彩度の高すぎる標準色は使わない)
伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール

高橋 佑磨,片山 なつ 技術評論社 2014-07-03
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