読書メモ

2015年2月刊。
人間や動物がどうやって視界から立体感を得ているのか、その仕組みをいろいろな視点から見ていく本。

難しいけど面白い。
「単眼立体視」という言葉があったとは知らなかった。
後半はかなり難しくなってくるが、「はじめに」に書かれていたようにスキップしながら読んだ。


引用メモ

集合写真を撮ると、たいてい一人か二人、顔が半分、前に立つ人に隠れて写っている人がいるものだ。このような人は、隠れた側の目を使っておらず、もう一方の目だけでカメラを見ているため、自分とカメラの間に前の人が割って入っていることに気づいていない。集合写真に参加するときには、左右の目を交互につむって、どちらの目で見てもカメラが見えることを確認するようにお勧めする。(p.17)
本書の紙面と目の中間位置に、指を開いて手をかざしてみる(中略)指が紙面の手前にあるにもかかわらず、文章のほとんどを読み進むことができる。ところが、片目をつむると指がじゃまをして、読めないところが出てくる。両目を使うことで、片目では見えない指の向こう側が透けて見えるのである。(p.88)

脳がつくる3D世界:立体視のなぞとしくみ (DOJIN選書)

藤田 一郎
化学同人 2015-02-20
by ヨメレバ