はじめよう!  要件定義 ~ビギナーからベテランまで

はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで

  • 作者:羽生 章洋
  • 出版社:技術評論社
  • 発売日: 2015-02-28

読書メモ

2015年4月刊。
ソフトウェア開発の「要件定義」の解説書。
要件定義の基礎から実践例がコンパクトにまとめられた本。
分量も少なく、かわいいイラスト付きで、読みやすい。

本書では、クラス図に似た画面遷移図(表示項目・入力項目・操作項目が枠の中に書かれている)が提唱されている。

あえて記載範囲を要件定義に絞って書かれているところがミソ。
要件定義のことがコンパクトにまとまった書籍としては貴重な存在かも。


引用メモ

自分は要件を定義さえすればよい、作るのは後工程だから自分は詳しいことは知らなくてもよい、と考えて定義した要件は得てして実務に耐えられません。要件定義という作業が終わったことになっているにもかかわらず、後工程で要件定義をやり直さないとプログラミングができないということになるなら、それは自分が行った要件定義は役目を果たさないものであった、つまり価値がなかったということです。(p.30)
「操作性の統一」というお題目は耳に心地良いものです。しかし、不合理で非直感的で使い勝手の悪い操作性に統一されても困るのです。(p.120 共通化について)
要件定義における作成担当者の内部レビューとは何か。言い換えると、内部レビューの成果は何かというと想定問答集です。
そして重要なのは、そのような想定問答が予測されるなら、その質問自体が発生しなくても済むように、資料自体に自明となるように手を加えることです。(p.163)
本書の肝をひと言でいうなら「画面遷移図を描こう」になります。ここでいう画面遷移図とは、本書で紹介した画面と画面の間にイベントと機能を図示するものです。つまり要件定義とはこの画面遷移図を描くことができればほぼOKであり、それ以外は実は要件定義そのものではなく、その直後の工程で行なうべき作業だということです。(p.166)

(太字は引用者による)


関連リンク(この本を読むきっかけとなった記事)

糞システムにしないため、私ができること『はじめよう! 要件定義』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる


はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで

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