読書メモ

2015年2月刊。
「駅の出口は黄色」などのルール(サイン設計)を決めてきたデザイナーによる本。

駅の案内板や、建築構造のデザインに込められた意図とは。
新書なのにカラー! 写真が多くて楽しい。

海外駅との比較や、「みなとみらい線」や「つくばエクスプレス」などの比較的新しい駅のデザインについてのくわしい話も。

引用メモ

人間は本来、地上に済む動物だ。適度な自然光は生理的にも心理的にも、人によい効果をもたらす。種々のアンケートで、地下勤務者から「外で何が起きているか分からない不安」が指摘されている。(p.101)
風景とは、人間が生きるのに必要な外界の情報源なのだ。それがないと閉じ込められた感覚が増して不快感が生じる。(p.218)
日本の駅づくりの根本的な欠陥は、土木部門が構造を考え、建築部門が内装を仕上げるという、総合的な人間環境のイメージを欠いた検討体制にある。(中略)東急東横線渋谷駅が悲惨な状況になっているのは、そのことに遠因があり、またそのことと闘わなかった建築家に社会的な責任放棄の過ちがある。(p.233)

他の方の感想(読書メーターより)


駅をデザインする 感想 赤瀬 達三 - 読書メーター



駅をデザインする (ちくま新書)

赤瀬 達三
筑摩書房 2015-02-04
by ヨメレバ